Hapi★WorldStory ミヤマルGT、高校中退する

ミヤマルGTの高校生活はもうこれでピリオド。それには深い理由があったのです…。

前回のあらすじ
とある高校で、昼休みに明菜と和泉と話し合っていた、千歳の様子がおかしいようだった。明菜は気にかけるも、
千歳はそれを追い払うように逃げていた。そんな時、和泉と明菜が行ったミヤマルGTのライブに、千歳も隠れて行くと、
千歳はミヤマルGTのヤサトと会い、ヤサトに告白する勇気を貰った。そして、千歳は和泉に告白し、和泉はそれを認め、
相思相愛の関係となった

   2011年3月頃、ミシナとヤサトが通う高校の、ミシナのクラスでは…
ミシナ¨うっす!
ダイキ¨なあなあ、あそこのカフェのコーヒー、結構おいしかったよな!
マコ¨私はケーキがとてもよかった!
   どうやら、ダイキとマコは他の男子女子と楽しく会話しているそうだ。その会話が気になるのか…
ミシナ¨おい、何の話してんだ?
ダイキ¨この前、初めて行ったカフェの話をしてんだよ
マコ¨この娘のお気に入りの店だけど、とっても良かったんだよ
ミシナ¨いいな。俺も行きたかったぜ
ダイキ¨お前は仕事で行けなかっただろ
ミシナ¨ああ…まあ…
マコ¨それでさ〜その店の中も結構きれいで〜
ミシナ¨あ…ああ…
   ミシナとしては、もっと会話したかった…しかし、ダイキやマコ、他の生徒も最近登校していないミシナと距離を
   置いているようだった。ミシナと他の生徒との間に大きな壁が出来たみたいで…その所為で、ミシナはこれ以上
   しゃべることが出来ず、 席に着いた。
   最近会えないと言う苛立ちなのか…それとも、ミシナに対する気遣いなのか…ミシナの頭の中で色々な考えが
   交錯していた。

   放課後、ヤサトと会った。ヤサトも同じように思っているそうで…
ミシナ¨やっぱり、ヤサトもか…
ヤサト¨うん…皆、僕の事を避けているそうです
ミシナ¨表現どうかと思うが…どうやら俺らは、人生の岐路に立ったかもな…
ヤサト¨これ以上アーティストとして続けていくかってことですか?
ミシナ¨それか、アーティストを辞め、普通の高校生に戻るか…だ
ヤサト¨僕は嫌です!音楽は好きだし、まだまだやりたいことは沢山あります…
ミシナ¨なら、決まりだな
ヤサト¨で、でも…友達と離れていくのが怖い…
ミシナ¨お前の本音はアーティストとしてやっていくことだ。お前がそう決めたのなら、弱音なんぞ俺が薙ぎ払ってみせる!
ヤサト¨ミシナさん…でも、ミシナさんはどう…
ミシナ¨ヤサトの思った通りでいい。ヤサトがいなければミヤマルGTは成り立たない。俺一人だけではミヤマルGTとして
    活動したくないからな!
ヤサト¨そ…そうですよね!早速、マリさんに相談してみましょう!
ミシナ¨ああ、そうだな!
   その後、ミヤマルGTのマネージャー、マリに相談した。マリは了承を得て、2人は高校を中退することとなった。
   そして、ヤサトらはその思いを文章にし、ファンの皆に知らせた。

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