Hapi★WS 100年の眠りを解き放つ時 〜セリシア姫との出会い〜特別編
最終話、ミヤマルGTとカルテット達はセリシア姫とピクニックに行きました。
前回までのあらすじ
無事セリシア姫を助けたヤサト、ミシナ、アルヴィンの3人はセリシア姫と共にハピィさんのオリキャラたちに
会いに行くこととなった。
心美が経営するアクセサリーショップ、そしてハッピーウエスタンランドを訪れた後、ミヤマルGTのライブへ！
ライブ終了後、ミシナのかつての同級生だったダイキとマコに久々に会うことに！
二人は今では付き合っていたのだった。最初は会うに気まずかったミシナとヤサトだったが、
今では心から祝福している2人であった
セリシア姫が見た悲劇の真実…そして、セリシア姫の口からした悲しい思い出とは一体…！？
ハピィさんのオリジナル漫画では語られなかった、この眠り姫のエピソードを番外枠で語り、Hapi★WorldStoryに
一区切りをつけんとぞ思う
翌日、久々に仕事がオフになったミヤマルGTとカルテット、
休日なのでファンの千歳、和泉、明菜、そしてセリシア姫の計10人はピクニックに行くことになった
道中、新緑の森が生い茂っていた
エマ¨空気がきれいねー、生き返るわ！
フローラ¨小鳥のさえずり、とってもきれいだわ〜
ブラッドリー¨最高のピクニック日和だな
アルヴィン¨千歳！競争しようぜ！
千歳¨でも、ここで体力使い果たしたら、もう歩けなくなりますよ！
森とはいえ、歩いている場所は地形的に一応山。先はなだらかではあるが、上り坂が続いている
ブラッドリー¨そうだ！なだらかとはいえ油断は禁物だ
アルヴィン¨ちぇーっ！
セリシア¨アルヴィンさん…元気があっていいですわね
アルヴィン¨だろ！？
和泉¨今のアルヴィンさんはむしろ元気すぎて、私たちは少し引き気味ですよ
明菜¨あはは…
ヤサト¨この梅雨の時期にしては快晴って珍しいですね！
ミシナ¨今日一日は快晴らしいな！
一度原っぱへ出ると、辺り180度は雑草が生い茂った原っぱである。それでも、木はちらほら見かけるが
アルヴィン¨さっさと場所取りしようぜ！
セリシア¨アルヴィンさん、私もご一緒しますわ〜
エマ¨セリシア姫も張り切っちゃって
フローラ¨無理しないようにお気をつけ〜
原っぱに出てもなおまだなだらかな上り坂が続いたが、駈け出した2人はいち早く頂上に着いた
頂上付近もやはり原っぱが広がっており、少し遠くに目をやると新緑に生い茂った森が360度見渡せる
アルヴィン¨ん？誰だ？
アルヴィンが何やら不思議なものを見かけることとなる。
荒れている土地に立っている3人の少女が石碑の前で祈祷しているのであった
和泉¨ところで、あなたたちは誰ですか？
アルヴィン¨あっ、そういえばまだ名前を聞いて無かったな
美嘉¨私は城ヶ崎美嘉。前川みくとは同じゲームの出身なんです★
莉嘉¨城ヶ崎莉嘉だよー！今日はお姉ちゃんと一緒だもんっ☆
ありす¨橘ありすです。以後お見知り置きを
3人の中で最も背が高いのは城ヶ崎美嘉。ピンク色の髪など、まるでギャル風の格好であるが、
話してみる限り別に不良ではなさそう。むしろ、普通の女子高生って感じだ
次に背が高いのが城ヶ崎莉嘉。美嘉の妹でこちらは黄色の髪。姉同様ギャル風ではあるが、
幼げな話し方や身長から見て、小学校高学年〜中学生ぐらいか
一番背が低い橘ありすは小学生ぐらいか。しかし、2人と違い、きちんとした格好をしている。話し方でも分かるか、
クールな体裁を保っているようだ
そして、ハピィさんオリキャラの自己紹介が終わり…
美嘉¨ミヤマルGTって、あの高校生アイドルの！？
ヤサト¨今は高校を中退していますけどね
美嘉¨すごーい！私、サインほしいんだけどいい！！？？ここに書いてくれる！！？？
アルヴィン¨せっかくなら、俺らカルテットのサインも付けるぜ！
美嘉¨はい！お願いします！！
莉嘉¨お姉ちゃん、石碑の前では静粛に、じゃなかったの〜！？
ありす¨人の事言えないじゃないですか…
美嘉¨もー、分かったから！これが終わったらね！！
ありす¨(でも…そんな美嘉さんが…羨ましい…)
千歳¨ところで、美嘉さんは、この石碑にある前川みくさんとは同じゲームの出身なんですよね
美嘉¨うん、そうだよ
千歳¨でしたら、この石碑について何か知ってることってありませんか？
美嘉¨まあ…ぶっちゃけ、私たち、この事件の関係者なんだよね…
アルヴィン¨なあ、詳しく話してくれないか？
美嘉¨は、はい…
ありす¨事の発端はダメ会話執筆者の浮気癖でした。元々、彼は初音ミクさんと相思相愛だったのですが、
前川みくさんに浮気したのです
セリシア¨ダメ会話執筆者…って、誰ですの？
和泉¨ハピィさんのブロ友、たかくん39のことです。怠惰に身を任せているからこう名付けられたと
ありす¨そして、初音ミクさんとその仲間は、前川みくさんのネコシッポを切ったのです。
本当はダメ会話執筆者を懲らしめる為だったそうですが、前川みくさんは大事なネコシッポを大変傷つけられて…
それで、前川みくさんは昌葉さんに相談し、そこにたまたま私が通りかかったのです
ミシナ¨それで、助力することになったんだな
ありす¨はい。しかし、その計画は兵器を用いて初音ミクとその仲間を懲らしめ、殺すことも躊躇わないという
残酷極まりないものでした。
私は止めようとしたのですが、前川みくさんの強い想いを妨げていけないと…
それを振り切って、何故自分の意見を押し通しなかったのか、今でも悔いています…
美嘉¨それで、みくや昌葉の呼びかけに私たちも応えて、加勢したんだけど…何故だろうね。
私たちも分かっていたのに、とめれなくて…
莉嘉¨でさー、このへこみも研究所が変形したロボットの爆発によってできたんだよー
ミシナ¨そういうことだったんだな…
セリシア¨いつの時代も…戦争は絶えないのですね…
アルヴィン¨セリシア…
美嘉¨あれ、あなたって、メルヘンパークのセリシア姫でいらっしゃいますよね？
セリシア¨はい、100年以上も眠っていましたが、今はとても楽しいです
莉嘉¨知ってる！マスコットキャラの、クマのブルクソンくんとウサギのメアリーちゃんがとっても可愛いんだよね〜☆
美嘉¨今はセリシア姫の話を聞いて！
莉嘉¨ふわぁ〜い
ありす¨100年以上眠っていた…それは、眠る前にも、セリシアさんの住んでいた国では戦争が起こっていたのですか？
セリシア¨はい。私が16歳の頃です。その頃の私は隣国の王子様に恋をしていました。
一度お会いしたことがあるのですが、長身で黄土色の短髪で、とても気さくな方でいらっしゃいました。
それでいて、勉強もたいそう興味があった王子様でいらっしゃって、それ以降は文通で連絡し合っていました
アルヴィン¨それで、俺の事を王子様って言ったのかもな…
ヤサト¨お姫様がアルヴィンのことに惚れちゃったのも分かります…
セリシア¨ところが、その王子様は戦争で命を落としてしまいました…沢山の兵隊がお国の為に命をかけて戦うなんて…
兵隊さんが可哀想に見えてなりません。戦争は惨めなものなのです…
美嘉¨そっか…兵隊さんは死にたくないのに戦場に駆り出されて…戦場で戦わなければならないって…
ありす¨となれば、この事件も似通ったものがありますね…
2人のそれぞれの想いの為に、この有り様となってしまった…
莉嘉¨でもさー、こっちは誰も死んで無いからいいぢゃん☆
美嘉¨莉嘉！
莉嘉¨わわ、分かってるって…
美嘉¨あの…今日は、色々とすみませんでした…
セリシア¨べ、別に謝らなくても大丈夫ですわ！
アルヴィン¨言い方悪いかもしれねーが…仕方ねーことじゃねーか？どんなに仲のいい関係でも、
時には互いに思い違いをすることもある。それは誰にもあることだろうな。
ただ、それが戦争と言う形に変わることがあってはならないことに過ぎないだけでさ
ブラッドリー¨環境作りも大切になって来るだろう。先ほどのありすちゃんや美嘉ちゃんも言ってたように、
言えないような雰囲気だったから、こんな戦争に発展していったことも考えられる
莉嘉¨私は入って無いのー？
ブラッドリー¨悪い、キミも強くそう思っている人間の一人だったね
明菜¨でも…やっぱり、自分の気持ちははっきり伝えないと、相手も分かってくれないのも事実だよね
フローラ¨さて、一段落ついたところで、昼食にしましょ〜
美嘉¨今日はピクニックに来たんですか？
セリシア¨ええ、私ははじめてくるけど、とても景色のいいところですわね
美嘉¨そうですよね！小鳥のさえずりや風の音がとても爽やかに聞こえます！
セリシア¨よかったら、一緒にピクニックしない？
美嘉¨では、お言葉に甘えて、よろしくお願いします！
莉嘉¨やったー☆
ありす¨あ、ありがとうございます…
そんなありすだが…目線はミヤマルGTの方に向いていた
美嘉¨ん？ありす、どうしたの？
ありす¨い、いえ…別に、いいですから…
美嘉¨コレの事？よかったらあげるよ
美嘉は、ミヤマルGTにサインしてもらったメモ用紙をちぎって、ありすに渡した
美嘉¨こうなると思って、3人分サインしてもらったんだ★
ありす¨あ、ありがとうございます！
大人びているありすだったが…この時ばかりは、子供のような笑顔を見せた
莉嘉¨えー、ありすちゃんばっかずーるーいー！
美嘉¨はいはい、莉嘉の分もちゃんとあるからね
莉嘉¨ぃやっほーいっ☆
ミシナ¨いいのか？改めてサインやるが
莉嘉¨じゃーあー、ここにもサインして！あとはこことこことここにも！！
美嘉¨そんな沢山サイン求めたらみっくん困っc(←？¨たぁぁぁぁぁあああああ−−−−−！！！！！
そんな時、なだらかな丘を猛スピードで駆け上がった少女が2人…と、五歳児が1人…
千歳¨ちょっ…ミク！？
美嘉¨みくもいるよ！あ、デレマスの方だk…って、ボカロもいるぢゃん！
ミク¨タカミッくん見かけなかった！！？？
みく¨何か情報が欲しいのにゃ！！
しんのすけ¨さあ！白状しろ！！
フローラ¨ごめんなさい、今日はまだ一度も見てないの
ミク¨そっか…だったら、ここら辺に隠れている可能性は低いよね…
みく¨みくの脅威の嗅覚で、タカミッくんの匂いを察知するのにゃ☆
W『みく』¨みっくみく…マッハスペシャルゥゥゥゥゥウウウウウ−−−−−！！！！！
そして、2人は猛スピードで帰って行った…
しんのすけ¨全く、世話が焼けるんだから！
明菜¨て、しんちゃんは一緒に行かないの！？
しんのすけ¨これはこれは、メルヘンパークのセリシアおねいさん〜
セリシア¨この子がしんちゃんですね。ヤサトさんから話を聞いてますわ。とても有名ななのですね
エマ¨あら、しんちゃんにしては珍しく言い間違いしなかったわね
しんのすけ¨これはこれは、カルテットのラマおねいさん〜
エマ¨エマよ！動物と一緒にしないで！！
フローラ¨これから一緒に昼飯とるところだけど、一緒に食べない？
莉嘉¨しんちゃんも一緒にこっちに来なよ〜☆
しかし、2人は猛スピードで戻ってきて…
千歳¨て、また戻ってk(←W『みく』¨アンタも一緒に探すの！
しんのすけ¨あ〜〜れぇ〜〜〜
そして、3人は猛スp(ry
莉嘉¨仲良しだよね〜2人が少し前に喧嘩してたとは思えないよ〜☆
和泉¨本当にそう思うわ。でも、どれだけ仲が良くても、思い違いが起こらないとは限らないってことには注意したいわね
千歳¨そうだな。それに、俺らは一人じゃない！
ヤサト¨相談してくれてる相手が、そばにいるんだからね！
美嘉¨そ、そうだよね…(涙)
莉嘉¨お姉ちゃんったら、泣き虫なんだから〜☆
美嘉¨目…目にゴミが入っただけなの！！
セリシア¨フフフ…さあ、美味しく頂きましょう
アルヴィン¨そうだな！
たかくん39¨Hapi★WorldStory第一部完結、お疲れ様でした！
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