とある12月、アルヴィンは自分の部屋にクリスマスのツリーを運んでいました。 ツリーの飾り付けをする途中、目の前にひとりの妖精さんが現れました…。 妖精さん:こんばんはアルヴィンさん、私はセリシア姫のお友達で妖精・メリル。 クリスマスに是非お会いしたくて、メルヘンパークの森からはるばる来ました。 彼女を大事にしてくれているようでとても嬉しいです。 その妖精さんは、セリシア姫がメルヘンパークの森で出会った新しい仲間なのです。 それを聞き、何だかセリシア姫とそっくりだ…とアルヴィンは不思議に思いつつ自分からも話をしてみます。 アルヴィン:…俺の方こそ初めまして。君はメリルって言うんだな、だけどなんでここに? メリル:セリシア姫から聞きました、八郷さんという人の家に居候していると。 妖精メリルは、彼が大きな家にいることに驚きを隠せなかったのです。
クリスマスツリーの飾りつけが終わったあと、アルヴィンは部屋で自慢のピアノを聴かせてあげました。 アルヴィンらしい明るく陽気なメロディーに、メリルは魅了されこう言いました。 メリル:初めてなのに、こんなに親切にしてくれるなんて嬉しいです。 アルヴィン:何言ってる、メリルは俺とセリシア姫の友達だろ? 2人は出会ってすぐなのに、完全に仲良しさんです。
メリルはアルヴィンの力になりたいと、彼に望みを聞きました。 メリル:さっきは素敵な音楽をありがとう、何かお礼を差し上げます。 そう言うと、彼はこう答えました。 アルヴィン:I wanna see my family in London…. そしたら、メリルが魔法で家族の幻を表し出しました! 父親:シャローム、アルヴィン久々だな。元気そうで何よりだよ。 母親:教会のみんなも元気よ、会話はできないけど、伝えることはできるからね、 音楽家は大変そうだけど、日本の仲間たちと上手くやってると聞いて安心したわ。 居候先もできてよかったわね。 ステファニー(妹)の子供たちも元気に育っているわ、毎日が楽しいの。 それも神様がいてくれるおかげなのよ。 あなたも、何か不安があれば神様を呼びなさい…きっと助けてくれるわ。 父親:どうかこれからもお前の音楽が人を笑顔にすることができます様に、アーメン。 家が教会のアルヴィンも家族の声が聞けただけで幸せに思い、幻は消えてゆきました… アルヴィン:父さん、母さん、Thank you….
アルヴィンとセリシア姫そして妖精メリルの、心のクリスマス物語…! メリル:みんなもファンタジーなクリスマスを過ごしてね!
おしまい!
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